ヴェネツィア国立造船所 : Arsenal de Venise

8 juil. 2020

Arsenal de Venise ヴェネツィア国立造船所


Place de l’Arsenal, 30122, Venise.
1104 : première construction.
1303-1325 : agrandissement.
1460 : construction du portail terrestre : Antonio Gambello : style Renaissance.
1686 : construction des deux tours du côté du Canal de l’Arsenal.

アルセナーレ広場、ヴェネツィア
1104年:最初の建設
1303-1325年:拡張
1460年:地上部分の門の建設:アントニオ・ガンベッロ:ルネサンス様式
1686年:アルセナーレ運河側の二つの塔の建設

Arsenal de Venise ヴェネツィア国立造船所

11世紀初めに創設されて以来ヴェネツィア共和国の強力な海軍を支え続け、同共和国繁栄の礎になった造船所。船の建造、修復、関連用品生産など、海軍にかかわる色々な事業を行っておりました。最盛期にはおよそ16,000人もの人員がここではたらき、1日に1隻の船を造ることができたのだとか。

2本の塔が、行き来する船にとっての門の代わり。この塔は17世紀末の建造。

地上門はアントニオ・ガンベッロの作とされていて1460年造。ヴェネツィアで最初に建てられたルネサンス様式の建物のひとつ。アントニオ・ガンベッロはサン・ザッカーリア教会の設計も手掛けています。門を守るように、色々な彫像が配されているのがかわいい。

三角破風の頂上に佇むのはヴェネト地方の聖女、パドヴァのジュスティーヌ像。その下にいるのがヴェネツィアの象徴、翼の生えたライオンさん。バルトロメオ・ボンの作といわれています。しかしこのライオン、左目が破損しておりかわいそう・・・。

海神ポセイドンもいる。

これらの獅子像はヴェネツィア共和国が闘った戦争の戦利品。手前のライオンはアテネから来たもので、奥の2つは第4回十字軍の際にコンスタンティノープルから持ってこられたものだそうです。

この一番大きい、そして一番かわいい(と思う)ライオンさんは、1684年から1699年にかけてヴェネツィア共和国とオスマン帝国との間で戦われたモレア戦争の戦利品。門を忠実に守護するかのように立っております。

造船所遠景。手前の橋はアルセナーレ橋。

造船所を囲う塀の規模からも、ここがヴェネツィア共和国の最重要施設だったのだなということが伺えます。

Références

Autre travail d'Antonio Gambello : アントニオ・ガンベッロの他の建築

Photos prises en mai 2016.
2016年5月撮影

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