San Marco, 3872, 30124 Venise.
Fin du XVe siècle : Mauro Codussi [?] : style Renaissance.
Milieu du XVIe siècle (rénovation de l’intérieur) : Michele Sanmicheli et Giorgio Vasari.
サン・マルコ3872番地、ヴェネツィア
15世紀末:マウロ・コドゥッシ〔 ?〕:ルネサンス様式
16世紀中頃(建物内部の改修):ミケーレ・サンミケーリ、ジョルジオ・ヴァザーリ
ヴェネツィアの大運河の面して建つ邸宅。邸の所有者はランド家、コルネール家、スピネッリ家、コルノルディ家、と遷移してゆきました。1966年からはイタリアの高級布地メーカー、リュベッリの社屋になっていましたが、同社は2017年にここを退去したので今は誰の所有になっているか不明。。。
この写真は2016年に撮ったのでまだリュベッリ社の旗が飾られています。それにしても低層部のリズミカルに配された窓がかわいい。
この建物は長らくマウロ・コドゥッシの設計とされてきていたのですがイタリア語版ウィキペディアによると、最近の研究ではこの定説はあまり信憑性がない模様。とはいえウィキペディアの記述も、「最近の研究」と書いている割にその典拠が挙げられていないので若干もやもやする。ともかく、意匠的にはあまりコドゥッシらしさは感じられないとのこと。
正確な設計者の特定には議論の余地がありますが、建築史的にはゴシックからルネサンス様式への移行期にあたる、装飾の素敵な建物であることは間違いないです。
Références
- « Palais Corner Spinelli », Wikipédia (FR).
- « Palazzo Corner Spinelli », Wikipedia (IT).
- « History », le site de Rubelli.
Photos prises en mai 2016.
2016年5月撮影