1978 : Atelier and I (Kazunari Sakamoto Architectural Laboratory).
1978年:アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室
* Je ne peux répondre à aucune question concernant l’adresse de cette maison.
* I can’t answer any question about the location of this house.
※建物の場所に関する質問にはお答えできません。
山がちな地域の、のんびりした住宅地に建つ個人邸宅。銀色の外観と切妻屋根という、1970年代後半の坂本一成の建築的要素が観察できる作品です。
立地も相まって、のほほんとして見える佇まいなのですが、なんとなく謎めいた雰囲気も漂わす外観だと思いました。
左側のこの部分には何が入っているのだろう。多分、後付けの要素だと思います。
同じ坂本一成作品の代田の町家(1976年作)も別の日に見に行ったのですが、代田の町家には、住宅に非常にマッチした銀色のポルシェが停まっておりました。単なる偶然なのでしょうけれど、この時期の坂本作品には銀色の車がよく似合うように思いました。
と思ったら『建築家・坂本一成の世界』の編者、長島明夫氏がご自身のブログで、コモンシティ星田(坂本作品)敷地内での「自動車の存在の大きさ」といったことに言及しておられた。長島氏が述べた印象はあくまでコモンシティ星田という住宅区域全体に対するものであって個々の住宅に対するものではないのかもしれないにしても、坂本作品は自動車と親和性を持ちやすい何かがあるのではないかと思ったりします。
Références
- アトリエ・アンド・アイ、坂本一成研究室のサイト
- 「坂田山附の家」、『うらくんのページ:建築のページ』〔個人ブログ〕
Photos prises en novembre 2017.
2017年11月撮影