伏見稲荷大社儀式殿 : Bâtiment de cérémonie de Fushimi Inari-taisha

16 sept. 2023

Bât. de cérémonie de Fushimi Inari-taisha 伏見稲荷大社儀式殿


Fukakusa yabunouchi-chō, Fushimi-ku, Kyoto.
1968 : Entrepreneur Yokogwa : modernisme.
2024 : déstruction.

京都府京都市伏見区深草藪之内町
1968年:横河工務所:モダニズム
2024年:解体

特に下調べもせず伏見稲荷大社を訪れた際に偶然発見して、「なんだこの建物は!」と驚いた建築。あとでさっそく調べてみたら大社の儀式殿という建物で、年始など参拝者が多くなる時期に御朱印を販売する場にもなったりするそうです。とてもかっいい建築だったのに、2024年2月現在、解体工事中とのことです。なんということだろう。

裏参道から眺めたところ。異形の建築、といえないこともなさそうなのですが不思議と周囲の景観によく溶け込んでいるように見えました。

コンクリートの校倉造風とでも呼べそうな外観もさることながら、にょきっと突き出た庇もかっこいい。設計は、横河建築設計事務所の前身、横河工務所。1968年造だそうです。

1階は大部分、ガラスの開口部でできています。

入口。ダイナミックな庇がやはり印象的。

建物裏手にある設備系を収めているであろう付属建築もモダーンでかっこいい。

そして圧巻だったのは、屋外階段。やはり井桁に組まれたコンクリートによって包まれていて、建物本体の意匠と統一されています。

Référence

Photos prises en février 2020.
2020年2月撮影