262, Shikishima-chō, Maebashi-shi, Gunma-ken, Japon.
1912 : construction : architecte inconnu.
1981 : destruction et reconstruction à l’endroit actuel.
Actuel Musée mémorial de soie de la ville de Maebashi.
群馬県前橋市敷島町262
1912年:竣工:建築家不詳
1981年:解体ののち、現在の場所に移築
現、前橋市蚕糸記念館
前橋市街地の北部、敷島公園の木々のなかにひっそりと建つ木造洋風建築。もとは、同市の昭和町に設立された国立原蚕種製造所前橋支所の事務棟だったのですが1981年に現在の場所に移築され、その後は前橋市蚕糸記念館として使用されています。
館内には養蚕・製糸に関する資料が展示されているそうなのですが、私が訪れたときは休館期間(12月~3月)だったので中に入れず。残念。いずれにせよ、かつて北関東で養蚕業が非常に盛んであったことを示す貴重な資料館です。
建物を裏から見たところ。裏側もとてもきれいな状態が保たれています。やや不規則に並んだ、縦長の上下窓が特徴的。
土台部分には赤れんがが使われています。れんがの色合いと前橋という立地上、深谷産のれんがが使われているのだと思います(違ってたらすみません)。深谷のれんがについては、深谷商業高等学校記念館の記事でちょっと言及しているのでよろしかったらご覧ください(ほんとにちょっとなので期待しないでください)。
瓦屋根とその下の電灯の組み合わせに、明治の開化の精神が感じられる気がします。
柱頭の質朴な意匠もすてき。
建物近くにあった説明板。
Références
- 「前橋市蚕糸記念館」、前橋市のサイト
- 「旧蚕糸試験場事務棟(蚕糸記念館)」、『ぐんま絹遺産』のサイト
Photos prises en février 2017.
2017年2月撮影