画家ルメールの住居兼アトリエ : Maison-atelier du peintre G. Lemmers

5 déc. 2023

Maison-atelier du peintre G. Lemmers 画家ルメールの住居兼アトリエ


Rue de la Réforme 74, Bruxelles (Ixelles).
1904 : Gabriel Charle : Art nouveau.
1932 (modification du brisis) : Paul Picquet.

レフォルム街74番地、ブリュッセル(イクセル地区)
1904年:ガブリエル・シャルル:アール・ヌーヴォー
1932年(最上階屋根裏部屋の改築):ポール・ピケ

画家のジョルジュ・ルメールの住居兼制作場として、ガブリエル・シャルルが設計した建物。ブリュッセル・イクセル地区の西部にあります。ガブリエル・シャルルはどちらかというと折衷様式の住宅建築を多く手がけていますが、この建物ではアール・ヌーヴォー様式を採用しています。

出窓の下部にまでカラフルな装飾が施されていて手が込んでいます。なお、施主である画家のジョルジュ・ルメールは19世紀後半から20世紀前半にかけて創作活動をしており、印象派に分類されるであろう作風の絵を描きました。上の写真のステンドグラスはルメールの作なのかと思いきやそうではなく、マルグリット・モマン=イティエという女流画家の作品。彼女は1930年代にこの家に住んでいたそうです。

軒下の部分の帯状の彩色壁画もかわいいのですが、窓とバルコニーで見事にぶったぎられてしまっていてとても残念。これは1932年の改築の結果らしいです。

ガブリエル・シャルルの署名。ものすごく余談なのですが、「シャルル」って姓になったり名前になったり、語尾に "s" が付いたり付かなかったりで、けっこう混乱します。

Références

Photos prises en août 2017.
2017年8月撮影