オウデザイツ フォールブルフ岸辺の家 : Maison d’Oudezijds Voorburgwal

30 déc. 2023

De Gecroonde Raep


Oudezijds Voorburgwal 57, 1012 EJ Amsterdam.
1615 : Hendrick de Keyser : style Renaissance.
1985 : restauration.
2006 : restauration.

オウデザイツ・フォールブルフ岸辺57番地、アムステルダム
1615年:ヘンドリック・デ・ケイゼル:ルネサンス様式
1985年:修復
2006年:修復

アムステルダム旧教会のすぐそばに建つ、装飾豊かな家。段々になった妻壁、ひとの肖像彫刻、左右対称性など、ルネサンス様式の特徴を多く示しています。

設計はヘンドリック・デ・ケイゼル。16世紀後半から17世紀初め、つまりオランダの黄金期に活躍した建築家で、アムステルダムで数々の教会や東インド会社社屋を設計したり、デルフトでは市庁舎を設計したりしています。なお、この家は「デ・ヘクローンデ・ラエプ」”De Gecroonde Raep”と呼ばれているのですがこれは日本語にするとどうやら「冠を戴いた蕪」という意味になるようです。「蕪」の意味ならむしろ”raap”になるかと思われるのですが、古い綴りだと”raep”になったりするのかしら。いずれにせよ、なんでこのような珍妙な名前が冠せられているのか、ちょっと調べてみても分かりませんでした。詳細をご存知の方の教えを乞いたいです。

オランダの古い家は前後左右に傾いていることが多いのですが、この界隈の家屋もその例に漏れず、傾きまくっています。扉や窓の立て付けは大丈夫なのだろうか、といつも思います。

Références

  • Guus Kemme et Gaston Beckers (eds.), Amsterdam Architecture : A Guide, Thoth, 2018 [seventh éd.], p. 45.
  • « De Gecroonde Raep », le site Hendrick de Keyser monumenten.
  • « De Gecroonde Raep », le site Wikipedia (nl).

Autre travail de Hendrick de Keyser : ヘンドリック・デ・ケイゼルの他の建築

Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影