Chūō et Fujimi, Chūō-ku, Chiba-shi, Chiba-ken, Japon.
1995-1999 : Service de construction à l'entreprise Monorail urbain de Chiba.
千葉県千葉市中央区中央、中央区富士見
1995-1999年:千葉都市モノレール建設事務所
千葉市都市部の交通環境改善を目指して1970年代から計画が進められた千葉都市モノレール。そのうちの、千葉駅前大通りから続く目抜通りをまたぐ箇所に架かるアーチ橋です。
都市のシンボルとなるような橋を造ろう、という製作者たちの熱意がひしひしと伝わってくるような、ダイナミックで目を惹く形状になっています。
モノレールの車両とともに撮影。モノレールは懸垂式。日本では、懸垂式モノレールで今もなお現役で大規模運用されているものは、この千葉都市モノレール以外では神奈川県の湘南モノレールくらいしかないため貴重な事例といえます。なおアーチ橋の仕様は、軌道桁長104m、アーチ支間長83m、アーチ高さ26mだそうです。
アーチ橋と、門型支柱との一連の組み合わせも躍動感があって非常にかっこいい。
柱脚部分。
南側から橋を見る。葭川(よしかわ)に架かる国道14号の橋の、さらに上に架かる大規模な橋ということで相当複雑な設計・施工条件であったと思われます。施工にあたっては、「河川上でセットしたアーチ部を自走多軸台車に乗せ一晩で架設」したそうです。
アーチ橋から続く、モノレールの軌道が描くしなやかな曲線もすてき。良き都市景観。
橋の名と、竣工年を記すプレート。
Référence
- 「建設進む千葉都市モノレール」、『橋梁』Vol. 33、No. 8、1997年、7-15頁。同誌同号その他の記事も参照。
Photos prises en janvier 2020.
2020年1月撮影