7, avenue Jean-Janvier et 1, rue Jean-Marie Duhamel, 35000, Rennes, France.
1928-début des années 1930 : Jean Poirier : Art déco.
* Mosaïste : Isidore Odorico.
2016-2017 : restauration : Michel Patrizio + Séverine Touchet + EMAAA.
ジャン=ジャンヴィエ通り7番地、ジャン=マリ・デュアメル街1番地、レンヌ、フランス
1928-1930年台初頭:ジャン・ポワリエ:アール・デコ
*モザイク装飾作成:イジドール・オドリコ
2016-2017:修繕:ミシェル・パトリツィオ+セヴェリーヌ・トゥシェ+EMAAA
レンヌの中心街を流れるヴィレーヌ川すぐそばに建つ、モザイク装飾の非常にうつくしい建物。設計はジャン・ポワリエで、1930年ころに建てられました。
ポワリエは第一次大戦後から設計者として活動し、レンヌ市を中心にアール・デコ様式や折衷様式、モダニズム建築など色々な建物を手がけた建築家ですが、文句なしにこの建物が彼の代表作といえるでしょう。
8角形の窓、鉄柵の装飾、垂直性を強調した奢侈な立面など、アール・デコ様式の要素が全面に押し出された外観になっています。ゴージャス!
そして、この建物で何よりもまず目を惹くのが鮮やかな色彩のモザイク装飾。この装飾を手がけたのはイタリアにルーツを持つモザイク装飾家、イジドール・オドリコ。
19世紀後半、イタリアのモザイク装飾職人が活躍の場を求めてフランスに移住するということがしばしばあったそうなのですが、オドリコ家もその一例でした。同家はレンヌに拠点を置いて活動したため、レンヌにはこのポワリエの建物以外にも彼らの作品が数多く残っていて、市の文化遺産にもなっています。わたくしがこの建物を訪れた際(2018年)はちょうどファサードの修繕作業が行われた翌年であったこともあり、本当に目を見張るほどのきらびやかさでした。
通りに面した1階部分の様子。赤と金の色の組み合わせがうつくしい。
アール・デコ様式の雰囲気がよく伝わってくる扉の装飾。
Références
- « Immeuble de rapport », le site de la Ministère de la Culture, plateforme ouverte du patrimoine.
- « Resaturation / Immeuble Poirier », le site du bureau EMAAA.
- « Immeuble Poirier », le site Pss-archi.eu.
- « Où voir des mosaïques Odorico ? », le site Destination Rennes.
Photos prises en février 2018.
2018年2月撮影