1, Kaigan-dōri, Naka-ku, Yokohama, Kanagawa.
2006-2009 : Koizumi Atelier (Masao KOIZUMI).
横浜市中区海岸通1
2006-2009年：小泉アトリエ（小泉雅生）
横浜港開港150周年を記念して整備された公園。公園の一部の、海に延びる防波堤が象の鼻の形に似ていることから「象の鼻」という名前が付けられました。
網戸のようなこの不思議な物体は夜には街灯になります。公園内で弧を描くように配置されていて、広場と突堤の部分を接続して公園としての統一感をもたらす役も果たすとのこと。向こうが透けて見えるようになっているので視界が遮られず、とても巧みな設計だと思います。
舗装やベンチや樹木、既存の高架の活用など様々な要素が絶妙に按排されていて、とてもすばらしい空間だなあと思いながら散歩しました。最近（2020年11月）再訪したときにもやっぱり、すばらしいなあと感心しました。
休憩施設と芸術イベントスペース兼ねたテラス。中はとてもにぎわっていました。（※中の写真は2016年に撮影。）
テラスの背後にそびえる横浜税関の建物、通称「クイーンの塔」。
テラス屋上は緩やかな傾斜に芝生が植わった空間になっていて、広場と地続きになっているような感覚。
休憩施設への入口のひとつ。
ほんとうに絶妙な空間・設備配置の公園で、「ヨコハマってモダンでおしゃれですごいなあ…」と思わせるに足る場所でした。それを実現した小泉スタジオや横浜市関係者や施工業者に感謝。
Références
- 「象の鼻パーク／テラス」、小泉アトリエのサイト
- 「ABOUT ZOU-NO-HANA / 象の鼻テラスについて」、象の鼻テラスのサイト
- 古屋涼＋ヨコハマ経済新聞編集部、「横浜港発祥の地「象の鼻地区」がリニューアル／150年の歴史と未来をつなぎ、新たなアートスポットも」、『ヨコハマ経済新聞』、2009年7月28日の記事
- 「ZOU-NO-HANA Park/Terrace / 小泉雅生／小泉アトリエ」、建築設備綜合協会、第14回環境・設備デザイン賞、第Ⅲ部門：環境デザイン部門、最優秀賞プロジェクト紹介シート〔PDF〕
Autre travail de Masao Koizumi : 小泉雅生の他の建築
Photos prises en février 2016 et novembre 2020.
2016年2月、2020年11月撮影