Square Ambiorix 50, Bruxelles (Extension Est).
1899 : Georges Hobé : Art nouveau.
アンビオリクス広場50番地、ブリュッセル(東部拡張圏)
1899年:ジョルジュ・オベ:アール・ヌーヴォー
室内調度や家具のデザイナーから建築家になったジョルジュ・オベによる住宅作品。1899年造のアール・ヌーヴォー建築です。現在この建物はクウェーカー教欧州評議会が使用しているため、「クウェーカー・ハウス」と一般的に呼ばれています。
赤れんがと、開口まわりのアクセントの効いた装飾が非常に印象的。オベはこの邸宅を設計するに当たってイングランドのコテージから着想を得たそうです。
建物の最大の特徴のひとつである巨大な出窓はアンビオリクス広場公園の緑に面しています。この角度から撮影すると出窓の出っ張り具合がよく分かる。室内からこの出窓を撮った写真が下記リンク先で見られるのですが、外が大きく眺められてとても素敵でした。
出窓は角部の他にももう一か所設けられています。こちらも公園の緑に面しています。
どっしりとした重量感の出窓。屋根はスレート葺き。
出窓土台部分にはジョルジュ・オベのサインが彫られています。滑らかな石の表面加工もみどころ。ちなみに、ブルノ・シュミットの家を設計したジャン=バティスト・デヴィンは、オベのアトリエ出身です。
Références
- « Quaker House », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- « Quaker House », le site Inside Art Nouveau / Bruxelles.
Photos prises en août 2017.
2017年8月撮影