Piet Heinkade, 1019 BR Amsterdam.
2000-2004 : Hans van Heeswijk architecten.
ピエト・ハイン埠頭、アムステルダム
2000-2004年:ハンス・ヴァン・ヘースワイク建築事務所
アイ湾の突堤に位置する音楽ホールと、アムステルダム市街地北部を通る幹線道路とを結ぶ、歩道橋。・・・と書いても分かりづらいので、大雑把に申し上げればアムステルダム駅東側あたりにかかる歩道橋です。
橋の下を見ると、何本ものケーブルが複雑に張り巡らされているのが分かります。橋梁関係の検索でいつもお世話になっているサイト、”Structurae”(本記事末尾のリンク参照)によればこの橋の構造は、ケーブルが桁下にある「吊り橋」だそうです。こんな形状の吊り橋もあるんだな、と驚きました。
橋の根元からケーブルが一斉に伸びる様子はなかなかの迫力。
全長およそ65mの橋がアクロバティックに支持されて(吊られて?)います。設計はハンス・ヴァン・ヘースワイク建築事務所、構造設計はアムステルダムエンジニア事務所、施工はHSMスティール・ストラクチャー(現BAMスティール・ストラクチャー)。
真下から見上げると、昆虫とか節足動物に見えなくもない。生き物に類するような、有機的な構造ということなのでしょう。
歩行路の幅は4.5m。桁は鋼製で床板はアルミ製です。
照明がさりげなく高欄に組み込まれていて素敵です。
埠頭にかかる橋ということで、船のタラップを意識した形状になっているのだとか。
実際に渡ってみると思ったより傾斜のある橋でした。遠くから眺めると橋の高低差が把握しやすいです。
Références
- « Zouthaven Bridge », le site de Hans van Heeswijk architecten.
- « Pedestrian Bridge Zouthaven », le site de HSM steel structures.
- « Pont sur le Zouthaven », le site Structurae.
Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影