Hendrikkade 600, 1011 VX Amsterdam.
1999-2003 : René van Zuuk Architects.
ヘンドリク河岸600番地、アムステルダム
1999-2003年:ルネ・ヴァン・ツーク建築事務所
« Architecture Center Amsterdam »、略して « ARCAM »、の本拠地です。元はレンゾ・ピアノ作の小さなパヴィリオンがここに建っていたのですが手狭になったため大幅改築をして、今の建物になったそうです。改築といっても元の建物(ネットで検索すると見つかります)はほぼ原形をとどめていないのでこれはルネ・ヴァン・ツーク設計にる建築とみなしてよいと思います。
建物は見る方向によって外観が大きく変わります。海事博物館と運河湾に面したファサードはガラス張り。3層になった建物の造りがよく見えます。
1階はミーティングや催事向けの空間、2階は建築関係の展示場、3階はARCAMの事務所になっています。
訪れた日は周辺で何かのイベント準備をしていて、足場が組まれていたり資材が置いてあったりで雑然とした雰囲気になっており、建物が単体で映えるような写真が撮れなかったのが少し残念。
建物東側はもっとも閉じた立面になっています。この特徴的な外装材はカルジップ社の製品で、亜鉛処理のされたアルミニウムだそうです。
ものすごく特徴的な形状。ルネ・ヴァン・ツークは他にも橋梁をいくつも設計していたりアクロバティックな形状の建物を設計していたりするので、構造計算が得意なのでしょう。
湾曲した枠内にも見事に収まるガラス。
展示空間となっている、建物2階部分。アムステルダム建築散歩の際に便利そうな本も色々と売っています。わたくしはここで、下記レフェランス冒頭に挙げた書物を買いました。
ARCAM事務所のある3階。
1階から3階までが吹き抜けになっている所もあって、ダイナミックな造りです。
建物の湾曲具合のすごさは、建物内部からでも分かります。とても未来的な光景。
Références
- Guus Kemme et Gaston Beckers (eds.), Amsterdam Architecture : A Guide, Thoth, 2018 [seventh éd.], p. 209.
- « ARCAM, Amsterdam », le site de René van Zuuk Architects.
- « Discover our building / Designed by René van Zuuk », le site d’ARCAM.
- « Arcam, Amsterdam », le site de Kalzip
Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影