Ijdok et Westerdoksdijk, Amsterdam.
2010-2012 : Ney & Partners (Laurent Ney).
アイドック、ウェステルドックスダイク、アムステルダム
2010-2012年:ネイ&パートナーズ(ローラン・ネイ)
唯一無二な形状の橋を数多く設計しているローラン・ネイによる歩道橋。アムステルダム駅北西部の再開発エリア、アイドックに架かっております。橋の全長は105m。
鷹揚に波打つ曲線は、サギの飛翔から着想を得たのだとか。だから、橋の名前に「飛翔」(Vlucht)という言葉が使われているのだと思います。
アムステルダムに架かる他の多くの橋同様、フリュフトハーフェン歩道橋も、船の通行を可能にするために可動式になっています。上写真の白い「X」印のところで桁がはね上がる模様。
波打っているのは桁の側面だけでなく路面も同様で、これはけっこう珍しい気がします。自転車が速度超過しないようにするための工夫だったりするのだろうか。
桁の造りはかなり変わっていて、床版である鉄板の両端を下側に折り曲げて、桁の側面にしているのだとか。排水や高欄のこと等も含め技術的なことは、下記リンクで挙げた八馬氏のブログが非常に分かりやすく要領よく記述しているので、そちらをご参照ください。読んでいてとても勉強になります。
高欄の下の方にさりげなく照明も付けられています。とてもスマート。
アイドック側の建物の中から撮影。ガラス越しに撮ったため、光と色の具合がちょっと変になってしまった。
Références
- « Vluchthaven Footbridge », le site de Ney & Partners.
- « Passerelle Vluchthaven Ijdock », le site de Wallonie-Bruxelles Architectures.
- 八馬智、「インテグレーション」、『はちまドボク』〔2016年5月19日のブログ記事〕
Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影