1996 : CASA Akira Sakamoto Architect & Associates.
1996年:坂本昭・設計工房CASA
* Je ne peux répondre à aucune question concernant l’adresse de cette maison.
* I can’t answer any question about the location of this house.
※建物の場所に関する質問にはお答えできません
立方体のヴォリュームを複数組み合わせて、独特で魅力的な住宅を造る坂本昭による住宅作品。1996年造ということなので、初期作といえるでしょう。
遠くから見ると、敷地内の建物は分離した2つのブロックによって成り立っていることが分かります。
そしてさらに、上の写真の奥側の棟にはもうひと回り小さいブロックが配されているという構成になっています。それらの棟が組み合わさることで、中庭のような場ができたり視界の抜けが設けられたり、複雑な陰影に富む空間が現れたりしています。そういった様子は、下記リンク先掲載の写真でご覧いただけます。
前面道路が少し傾斜していることを生かして、建物を浮かせているところが巧み。
敷地の一方に建物を寄せてできた空間は、車庫と開放的な入口部になっています。うまい具合に閉じつつ開いた住居です。
敷地の反対側も道路に面しているのでファサードがもうひとつあります。
こちらのファサードは、水平連続窓を持った立方体が前面に出ていて、モダニズムな印象。
ちょこっと突き出た黒い煙突がかわゆい。
Références
- 「白翳の家」、坂本昭・設計工房CASAのサイト
- 「坂本昭・設計工房CASA/白翳の家」、『Japan-architects.com』のサイト
Photos prises en mars 2022.
2022年3月撮影