ヴィクトワール街の家 : Maison de la rue de la Victoire

28 févr. 2024


Rue de la Victoire 34, Bruxelles (Saint-Gilles).
1898 : Léon Deville : éclectisme (art nouveau + style néo-Renaissance)

ヴィクトワール街34番地、ブリュッセル(サン=ジル地区)
1898年:レオン・ドヴィル:折衷様式(アール・ヌーヴォー+ネオ=ルネサンス様式)

サン=ジル地区の、ブリュッセル中心街に近いにぎやかな界隈に建つ家。設計は、ブリュッセル市内で折衷様式の建物を多く設計したレオン・ドヴィル。

色鮮やかなタイルの使い方や女性の横顔をあしらった彩色壁画、ステンドグラスなどにはアール・ヌーヴォーの要素がうかがわれるのですが、同時に、半円アーチの多用や要石の使い方、出窓部分のロザンジュ(菱形模様)など、ルネサンス様式からの借用も見受けられます。まぐさの上にアーチ装飾を設けて、その外側にさらにひと回り大きなアーチをかけているところが、芸が細かいです。

よく見ると軒下には男性の顔を彫った円形装飾も付いています。しかも5つも。ちょっとユーモラス。

Référence

Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影