レンヌ南迂回道路の高架橋 : Viaduc sur la rocade sud de Rennes

18 janv. 2025

Viaduc sur la rocade sud de Rennes レンヌ南迂回道路の高架橋


Quartier La Pommeraie, 35200, Rennes, France.
1998 : Foster + Partners (Norman Foster).

ラ・ポムレ地区、レンヌ、フランス
1998年:フォスター+パートナーズ(ノーマン・フォスター)

レンヌ市街地を取り囲むように走る国道136号線をまたぐ斜張橋。レンヌ地下鉄(といいつつ高所も走る)a線のラ・ポトリ駅と、車庫・整備場とをつなぐ線路のために架けられました。

3本の主塔が鋭く天を突く、特徴的な外観になっています。橋の設計者を担ったのは、エンジニア・建築家のノーマン・フォスター卿ひきいるフォスター+パートナーズ事務所。同事務所は2004年、同じくフランスにて、主塔の高さが世界一のミヨー橋を設計することにもなります。

橋を構成するあらゆる要素がとてもシャープ。なおフォスター+パートナーズ事務所は上述のラ・ポトリ駅の駅舎も設計しているのですが、そちらの方は円形のハンバーガー(?)みたいな外観でどことなくユーモラスになっています。駅舎の方も本ブログにてそのうち記事にします!

橋の下まで歩いて近づけたので細部を観察。床版はプレストレストコンクリート。

橋は地下鉄車両の他、歩行者も通れるようになっています。とはいえ、周辺はきわめてのどかな畑地帯なので徒歩の通行人はほとんどいないと思われます。

橋のケーブルは全部で36本張られていて、その長さは10mから30mのものまであるそうです。1本のケーブルを構成するストランド(素線を束ねたもの)の数は最小4本、最大19本とのこと。

ケーブルは2本ずつ主塔から張られています。

遠目からでも目立っています。この橋はレンヌ市で最初の斜張橋らしいです。1998年まで当地で斜張橋がなかったというのがちょっと意外。

Références

Photos prises en février 2018.
2018年2月撮影