2, Furuichi, Habikino-shi, Osaka, Japon.
2007 : Shuhei Endo Architect Institute.
大阪府羽曳野市古市2丁目
2007年:遠藤秀平建築研究所
羽曳野市、古市のしずかな住宅街に突如出現する、宇宙基地のような斬新な形状の集合住宅。
この集合住宅を設計したのは、コルゲート鋼板を用いた、構造においても外観においても独創的な建築作品で名高い遠藤秀平。
馬蹄型に曲げたコルゲート鋼板が屋根と壁になっている6戸と、箱型の基本的な形状の建物に入った4戸の、計10戸から構成されるプロジェクトです。施主の方のお名前がどうやら森さんであるらしく、だから「森の10居」というのか、と、いま納得しました。遠藤事務所独自の分類・表記では、この建築は「ルーフテクチャー」系の作品ということになるようです。
近未来的という形容がぴったりな、おもしろい外観です。屋根の形がそのまま室内の天井や壁にも反映していて、2階部分はヴォールト屋根にやわらかく包まれるような空間になっており快適そうでした。
コルゲート鋼板は軽量でありつつも強度、耐久性にも優れている素材とのことですが、実際の住み心地はどうなのでしょう。住んでみたいです。
つい外装にばかり目がいってしまいますが、駐車スペースの舗石配置もおしゃれですてき。
Références
- 「Rooftecture M'sR」、「Rooftecture M'sS」、遠藤秀平建築研究所のサイト
- 「森の10居/遠藤秀平建築研究所」、『新建築』2007年8月号
Photos prises en février 2022.
2022年2月撮影