Panamakade et Stuurmankade, Amsterdam.
2001 : West8 (Adriaan Geuze + Daniel Jauslin + Rudolph Eilander).
パナマ河岸、ステュールマン河岸、アムステルダム
2001年:ウェストエイト(アドリアーン・グーズ+ダニエル・ヤウスリン+ルドルフ・アイランデル)
2000年代初頭、アムステルダム東部の埠頭を再開発してできた新しい界隈にかかる橋。ボルネオ地区とスポレンブルフ地区を結ぶ、歩行者及び自転車のための橋です。
橋を設計したのは、建築だけでなく橋梁やランドスケイプの設計も手がける事務所、ウエストエイト。この橋の東側にも同事務所が設計した歩道橋があるのですが、そちらは歩行者のみ通行可能な、かなり傾斜のあるアクロバティックな造りになっています。それに対して西側のこの橋は自転車も通れるゆるやかな勾配になっています。
なお、ボルネオ・スポレンブルフ地区再開発のマスタープランを手がけたのもウエスト・エイト。この界隈はオランダらしい意欲的な建築がたくさんあって散策するととても楽しいです。たとえば橋の奥に見えるおもしろい形状の建物は、デ・アーキテクテン・シーによる設計の集合住宅、「くじら」。
橋のスパンはおよそ90メートル。赤く塗装された鋼が鮮やかでものすごく目を惹きます。
舗装や高欄の手すりは木製。
この特徴的な照明は、カモメの頭部をモチーフにしているそうです。
アムステルダムの市章(Xが3つ連なったもの)と、竣工年がかたどられていました。
Références
- « Bruggen Borneo-Sporenburg », le site d'Arcam.
- « Passerelle cycliste entre les îles Borneo et Sporenburg », le site Structurae.
- Architecture Guide : Oost, Arcam, 2016, p. 29 et 42.
Autre travail de West 8 : ウエストエイトの他の作品
Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影