Avenue de la Brabançonne 72, Bruxelles (Extension Est).
1900 : L. Neirynck.
ブラバンソンヌ通り72番地、ブリュッセル(東部拡張圏)
1900年:L・ネーリンク
ブリュッセル市街東部の閑静な住宅街に建つ家。れんがや木材、セラミックなど色々な素材で装飾されたかわいらしい住宅です。設計はL・ネーリンクで、1900年造。
妻屋根付きの上層階は特に装飾ゆたか。凹凸もあって非常に変化に富んだ立面となっています。植物的な紋様をあしらった彩色壁画(スグラフィット)も見受けられます。
出窓の下部を装うのは小さな持ち送りと、チューリップらしき花が描かれたかわいらしいセラミックタイル。
建築家の署名。ネーリンクのファーストネームは、ちょっと調べてみたけれど分かりませんでした。ネーリンクはこの家の他にもブリュッセル市内にいくつかの住宅を設計しているのですが、おおむねおとなしめの古典主義的様式を採用しているので、この家が突出して派手なものになっています。こういう場合、それが設計者の自邸であることが多いように思われるのですが、どうなんでしょう。下記に挙げた参照サイトには特に何も書いてありませんでした。
Référence
- « Avenue de la Brabançonne 72 », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : inventaire du patrimoine architectural.
Photos prises en août 2017.
2017年8月撮影