Place Royale et Impasse du Borgendael 1, 1000 Bruxelles, Belgique.
1776-1780 : construction de la façade : Jean-Benoît-Vincent Barré et Barnabé Guimard : néoclassicisme.
1785-1786 : construction du nef, transept et abside : Louis Montoyer : néoclassicisme.
1849-1851 : remplacement du campanile par le nouveau : Tilman-François Suys.
ロワイヤル広場、ボルジャンダール袋小路1番地、ブリュッセル
1776-1780年:ファサードの建設:ジャン=ブノワ=ヴァンサン・バレ、バルナベ・ギマール:新古典主義様式
1785-1786年:身廊、交差廊、後陣の建設:ルイ・モントワイエ:新古典主義様式
1849-1851年:鐘楼の建て替え:ティルマン=フランソワ・スュイス
ブリュッセル中心部、クーデンベルクの丘の上に建つカトリックの教会。街を見下ろす高台という立地から、クーデンベルクの丘は古くからブラバント公国の公爵邸や修道院の位置する、聖俗両面において重要な地区でした。1731年に火事に見舞われて以来しばし放置されていたこの地域を、ロワイヤル広場として新たに整備しようというシャルル・アレクサンドル・ド・ロレーヌ総督の指揮のもとで1776年、新しい教会の建造が開始されました。設計に当たったのは、当時のブリュッセルの統治主体であるオーストリアの財界関係者とつながりがあった、フランスの建築家ジャン=ブノワ=ヴァンサン・バレと、Ch・A・ド・ロレーヌ総督お抱えの建築家であったバルナベ・ギマール。
左右対称、列柱の上に三角破風という均整のとれた、いってみれば教科書通りな構成のファサードはまさに新古典主義様式。そんな建築の前にあってはちょっとロマン主義的すぎるような気がしなくもない英雄的な銅像のモデルは、第1回十字軍の立役者にしてその成果のひとつであるエルサレム王国の初代統治者にもなった、ゴドフロワ・ド・ブイヨン。ベルギーの彫刻家、ルイ=ウジェーヌ・シモニスの作で、1848年に完成しました。なお銅像の台座部分の設計は、この教会の鐘楼の建て替えを指揮したティルマン=フランソワ・スュイス。
コリント式の列柱廊がある玄関。三角破風の頂点の上部に立つのは、イエスの使徒のひとり、大ヤコブ(サン・ジャック)の像。これは、火災に見舞われる前のこの場所に、サン・ジャックにちなむ聖地、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者向けの修道院付属宿舎があったため。
白くて明るい建物内部。交差廊に類する部分があるものの、基本的には身廊が3分割されたシンプルなバシリカ式の平面になっています。
身廊部を分かつ列柱もやはりコリント式ですが、こちらは縦の溝が切られていない、つるっとした付け柱になっています。ヴォールトの格間がうつくしいです。
ドームを戴いた主祭壇部分。ドーム部分の格間は花形装飾の施された6角形のものとなっていて、さらに凝っています。みごと。
Références
- « Eglise Saint-Jacques-sur-Coudenberg », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- « L'église Saint Jacques-sur-Coudenberg / Historique », le site de l'Eglise Saint-Jacques-sur-Coudenberg
- « Cathédrale Saint-Jacques-sur-Coudenberg à Bruxelles », Wikipédia.
Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影






