Avenue Besme 103, Bruxelles (Forest).
1903 : Alphonse Boelens : Art nouveau.
2020 : restauration par l’Atelier d'Architecture du Congrès.
ベズム通り103番地、ブリュッセル(フォレスト地区)
1903年:アルフォンス・ブーレンス:アール・ヌーヴォー
2020年:アトリエ・ダルシテクチュール・デュ・コングレによる修繕
ベズム通りと私道との角地に建つ邸宅(ヴィラ)。施主はデ・ロースターという実業家で、設計はアルフォンス・ブーレンス。ターコイズブルー基調の装飾が非常にうつくしい。余談ですが、通りの名、”Besme”はなんて読むのだろうと思って動画で調べてみたら、仏語話者は「ベズム」と発音しておりました。固有名詞の発音はほんとうにむずかしい。もっと余談ですが、この通りの名親になったのはヴィクトル・ベズムというベルギー人の建築家・都市計画者で、19世紀後半のブリュッセル都市拡張計画の立案者のひとりとして活躍したとのこと。
わたくしが訪れたとき2階、3階部の彩色壁画(スグラフィット)は色あせていたのですが、2020年の修繕の際に元通りの状態になった模様です。
石細工や鉄細工の流れるようなラインがみごと。
扉の観察はアール・ヌーヴォー建築の醍醐味。(と、前にもどこかで書いた気がする。)
アルフォンス・ブーレンスの署名。文字が微妙にゆらゆらしていておもしろい。
Références
- « Forest / Avenue Besme 103 », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- « Besme », le site de l’Atelier d'Architecture du Congrès.
Autre travail d'Alphonse Boelens : アルフォンス・ブーレンスの他の建築
Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影