丸栄百貨店本館 : Grand magasin Maruei

22 déc. 2020

Grand magasin Maruei 丸栄百貨店本館


3-3-1, Sakae, Naka-ku, Nagoya-shi, Japon.
1937-1939 : première construction.
1953 : réaménagement et agrandissement : Murano et Mori architectes & Associés (Tōgo Murano) : modernisme.
1956 et 1984 : agrandissement des parties nord-ouest et sud-ouest : Murano et Mori architectes & Associés (T. Murano).
1988 : rénovation.
2018 : fermeture du magasin et destruction.

愛知県名古屋市中区栄3-3-1
1937-1939年:最初の建設
1953年:増改築:村野・森建築事務所(村野藤吾):モダニズム
1956、1984年:北西部分と南西部分の増築:村野・森建築事務所(村野)
1988年:改修
2018年:閉店、解体

Grand magasin Maruei 丸栄百貨店本館

名古屋市栄区の広小路通りに面してかつてあったデパート。1939年竣工の既存の店舗の建物に村野藤吾が3度の増改築を行い、上の写真にあるような姿になりました。大通りに面して細かい格子模様が一面に繰り延べられた、繊細かつ壮大な外観になっております。縦線のみで構成されたファサードのそごう大阪店を手がけた村野は、この丸栄百貨店では横線も追加して、より手の込んだ意匠を試みています。

格子模様を構成するモザイクタイル、コンクリート、ガラスのうつくしい組み合わせ。

格子柄以外にも目を引くのが、建物西面のモザイクタイルによる壁画。こちらは1956年の増築時に完成。

渋い緑色の地にカラフルなモチーフがリズミカルに描き出されていてとても見事でした。モザイク模様と開口部との配置具合も絶妙。

北東部分の壁面には不思議なオブジェが。村野いわく、「動物をイメージした」ものだとか。

大理石張りの階段。建物内部の写真をもっと撮っておけばよかった。

屋上は活用されなくなって久しいようでした。

Références

Autres travaux de Tōgo Murano : 村野藤吾の他の建築

Photos prises en octobre 2017.
2017年10月撮影