アムステルダム市立美術館増築部 : Extension du Stedelijk Museum Amsterdam

10 janv. 2022

Extension du Stedelijk Museum Amsterdam アムステルダム市立美術館増築部


Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam.
2004-2012 : Benthem Crouwel Architects.

美術館広場10番地、アムステルダム
2004-2012年:ベンテム・クラウェル建築事務所

Extension du Stedelijk Museum Amsterdam アムステルダム市立美術館増築部

アムステルダムの市立美術館の増築部。手掛けたのはアムステルダムの建築設計事務所、ベンテム・クラウェル。どこからどう見てもバスタブにしか見えない。なので愛称もやっぱり「バスタブ」なのだそう。

上の写真奥にある赤れんがの建物が市立美術館の元の建物。こちらはアドリアーン・ウィレム・ワイスマンの設計で1895年に完成したもの。来場者が展示を見て回る際に、旧館と増築部とで断絶が起こらないよう工夫がされているそうです。外観は全然異なるのに、建物内部の巡回路では連続性が保たれているのが面白い。なお、私は館を訪れるのが遅かったので中に入れませんでした。残念。

市立美術館が位置する美術館広場は、他にもゴッホ美術館やコンセルトヘボウ、国立美術館などが立ち並んでおりアムステルダム観光のハイライトのひとつとなっております。そのためこの市立美術館増築部も広場からの見え方に気を配っていることが感じとれます。非常に美しい建ちかたをしております。

ファンバールレ通りからの眺め。街中に突如巨大バスタブが出現したかのような、シュールな光景でした。

間近から見上げるとかなりの迫力なのですが、白くてつるつるした流線形であるためか、圧迫感はさほどありませんでした。外装は強化繊維製だそう。

バスタブ上部のへりの部分は庇として機能しています。庇、屋根部分の排水処理がどうなっているのか気になります。

建物前には花やカラフルなベンチが置かれていて素敵。

入口部分。シンプルですっきりしたガラスの外観。

柱がなめらかにバスタブ本体にくっついている様子が外からでもうかがえます。中に入ってみたかった・・・。

Références

Autre travail de Benthem Crouwel Architects : ベンテム・クラウェル建築事務所の他の建築

Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影