Place Colignon, Bruxelles (Schaerbeek).
1884-1887 : Jules-Jacques Van Ysendyck : style Néo-Renaissance flamande.
1911 : dégradation par l'incendie.
1912-1919 : reconstruction et agrandissement : Maurice van Ysendijck.
コリニョン広場、ブリュッセル(スカルベック地区)
1884-1887年:ジュール=ジャック・ヴァン・イセンディク:フランドル式ネオルネサンス様式
1911年:火災による損壊
1912-1919年:再建と拡張:モーリス・ヴァン・イセンディク
ブリュッセル市北部の自治体、スカルベック地区の庁舎。コリニョン広場の中央に聳え立つ壮麗な建築です。
広場の真ん中に位置する四角い平面の建物なので、ファサードは4面あるような格好となっております。一番豪華絢爛なのは、主要入口のある南側ファサード。
堂々たる佇まいの玄関口。19世紀後半にかけてスカルベック地区は人口が大幅に増加しており、それに見合った行政中枢を組織しようとしてこの庁舎が建てられました。設計競技の末にジュール=ジャック・ヴァン・イセンディクの案が採用され、3年の建設工事の末、1887年に建物は完成しました。竣工式には当時のベルギー国王レオポルド2世も臨席したそうで、さぞかし盛大な式だったのだろうと思います。なお、イセンディクはスカルベック以外にアンデルレヒト地区やジェット地区の庁舎建築も手がけています。
こちらは北側ファサード。やはりものすごく立派。建物は1911年に放火による火災で損壊してしまうのですが、J=J・V・イセンディクの息子のモーリス・ヴァン・イセンディクの手によって、元の建物とほぼ同様の外観で再建・増築されました。イセンディク親子はノートルダム・デ・ヴィクトワール・オ・サブロン教会の改修事業で協働してもいるので、良好な関係を築いていた建築家親子なのでしょう。
段々になった妻屋根は、北方ルネサンス様式によく見られる意匠。
れんがや石材の色の使い分けや窓枠によって、立面が格子状に彩られているように見えて非常にうつくしい。
Références
- « Hôtel communal de Schaerbeek », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- « L’hôtel communal de Schaerbeek a 135 ans : ses 1030 secrets ou presque », le site de RTBF [Radio Télévision Belge Francophone].
Autre travail de Ysendijck père et fils : イセンディク親子の他の建築
Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影






