Avenue Germaine Tillion et rue Nicéphore Niépce, 35136 Saint-Jacques-de-la-Lande, France.
  
2014 : Barthélémy Griño (Philippe Barthélémy + Sylvia Griño)
ジェルメーヌ・ティリヨン通り、ニセフォール・ニエプス街、サン=ジャック=ド=ラ=ランド、フランス
  
2014年:バルテレミー・グリニョ(フィリップ・バルテレミー+シルヴィア・グリニョ)
フランス、レンヌの南西に位置する自治体、サン=ジャック=ド=ラ=ランドにあるオフィスビルとホテル。周辺はラ・クルーズ集中開発地区として2000年代はじめ頃から整備が進められており、オフィスビルやホテル、学校などの新しい建築が造られています。ラ・クルーズ地区はレンヌ・ブルターニュ空港とレンヌ市街地のちょうど真ん中あたりに位置し、かつ高速道路の出口からも至近なので、その交通の優位性を活かすべく開発されているのだと思います。なお、アルヴァロ・シザ設計のアナスタシス教会と同じく、サン=ジャック=ド=ラ=ランドにある建築は本ブログの便宜上「レンヌ」カテゴリーに含めてしまってます。
2棟並んで建っている建物うち、手前がホテル、奥がオフィスビルになっています。設計はフィリップ・バルテレミーとシルヴィア・グリニョ主宰の建築事務所、バルテレミー・グリニョ。同事務所はルイ・ヴィトンやディオール、ベルルッティなどLVMH傘下ブランドの店舗や工房の設計実績が豊富で、神戸のルイ・ヴィトン路面店となった興和仲町通ビルの設計も2002年に手がけています。もっとも、神戸店は2025年現在、LVMHグループではない別のハイブランドの店舗に変わってしまっておりますが。
連続水平窓がとても印象的な外観。オフィスビルの方は「オリガミ」ビルという名前が冠されています。
地階部分は2層分の高さのあるガラスの外装になっていて開放感があります。
端部の細部の様子。
ホテル棟。全72室で、客室以外にもレストランや研修・会議会場なども入っています。「オリガミ」棟とは色違いの同じ外装、ルック・メタル社の押出成形アルミ合金が使用されています。
敷地はかさ上げされており、建物の下には、89台の車が停められる4層にも及ぶ空間が設けられているそうです。
Références
- « Immeuble de bureaux et hôtel / ZAC La Courrouze, Saint Jacques de la Lande, France », le site de bureau Barthélémy Griño.
 - « Zac de la Courrouze », le site de Look Metal.
 
Photos prises en février 2018.
2018年2月撮影









