セラミック ホテル : Céramic Hôtel

18 mai 2022

Céramic Hôtel セラミック・ホテル


34, avenue de Wagram, 75008, Paris.
1904 : Jules Lavirotte : Art nouveau.
  * Céramiste : Alexandre Bigot.

ワグラム通り34番地、パリ8区
1904年:ジュール・ラヴィロット:アール・ヌーヴォー
  *ファサード表面の装飾:アレクサンドル・ビゴ

Céramic Hôtel セラミック・ホテル

凱旋門のほど近くにあるホテル。設計はジュール・ラヴィロット。ラヴィロットは濃密な装飾のアール・ヌーヴォー建築をパリ市内にいくつも建てているのですが、このホテルでもその手腕が発揮されています。

装飾の彫刻を手掛けたのはカミーユ・アラフィリップ。建物表面を覆うセラミックを手掛けたのは、20世紀初頭を代表するセラミスト、アレクサンドル・ビゴ。

植物はアール・ヌーヴォーの装飾の代表的モチーフなのですが、いくらなんでも生い茂りすぎでは、と思えるくらいのもりもり感。

低層部にも横溢する植物の生命感。植物の造形にばかり目が行ってしまいますが、鉄柵もなかなか凝っています。

建物は現役のホテルとして使われているのでもちろん宿泊可能。4つ星とか5つ星とかではないので、それなりにリーズナブルな値段で泊まれるのでは。

Références

  • Michel Poisson, Façades parisiennes, Parigramme, 2006, p. 398.
  • « Le Céramic Hôtel », le site Paris promeneurs.

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Photos prises en mars 2016 et mars 2018.
2016年3月、2018年3月撮影