34, avenue de Wagram, 75008, Paris.
1904 : Jules Lavirotte : Art nouveau.
* Céramiste : Alexandre Bigot.
ワグラム通り34番地、パリ8区
1904年:ジュール・ラヴィロット:アール・ヌーヴォー
*ファサード表面の装飾:アレクサンドル・ビゴ
凱旋門のほど近くにあるホテル。設計はジュール・ラヴィロット。ラヴィロットは濃密な装飾のアール・ヌーヴォー建築をパリ市内にいくつも建てているのですが、このホテルでもその手腕が発揮されています。
装飾の彫刻を手掛けたのはカミーユ・アラフィリップ。建物表面を覆うセラミックを手掛けたのは、20世紀初頭を代表するセラミスト、アレクサンドル・ビゴ。
植物はアール・ヌーヴォーの装飾の代表的モチーフなのですが、いくらなんでも生い茂りすぎでは、と思えるくらいのもりもり感。
低層部にも横溢する植物の生命感。植物の造形にばかり目が行ってしまいますが、鉄柵もなかなか凝っています。
建物は現役のホテルとして使われているのでもちろん宿泊可能。4つ星とか5つ星とかではないので、それなりにリーズナブルな値段で泊まれるのでは。
Références
- Michel Poisson, Façades parisiennes, Parigramme, 2006, p. 398.
- « Le Céramic Hôtel », le site Paris promeneurs.
Autres travaux de Jules Lavirotte : ジュール・ラヴィロットの他の建築
- Immeuble Lavirotte : ラヴィロットの建物(1901)
- Immeuble de la rue de Messine : メッシーヌ街の家(1906)
- Maison du boulevard Lefebvre : ルフヴル大通りの家(1906)
Autres travaux d'Alexandre Bigot : アレクサンドル・ビゴの他の仕事
Photos prises en mars 2016 et mars 2018.
2016年3月、2018年3月撮影