カイゼルス運河通りの家 : Maison de Keizersgracht

28 juil. 2023


Keizersgracht 766, 1017 EB te Amsterdam.
1894 : Gerrit van Arkel.

カイゼルス運河通り766番地、アムステルダム
1894年:ヘリット・ヴァン・アルケル

主にアムステルダムで活躍した建築家、ヘリット・ヴァン・アルケルの初期作。1894年造。時代から見て、折衷様式でもろもろの装飾語彙が出尽くしてそろそろアール・ヌーヴォー様式に向かおうとする頃の、過渡的な建築といった趣きでした。

この建物の施主はハイネマンさんという人で、ビスケットやパンの製造販売で名を馳せたそうです。

変化に富んで複雑なファサード。出窓とバルコニーがこれでもかといわんばかりに取り付けられています。

下層階部分には天然石がふんだんに用いられています。

出窓を支える持ち送りにはガーゴイルのような怪物が彫られています。とにかく装飾に凝った家です。

Références

Autres travaux de Gerrit van Arkel : ヘリット・ヴァン・アルケルの他の建築

Photos prises en août 2018.
2018年8月撮影