11, rue du Belvédère, 92100, Boulogne-Billancourt, France.
1928 : Louis Raymond Fischer : modernisme.
ベルヴェデール街11番地、ブローニュ・ビヤンクール、フランス
1928年:ルイ・レイモン・フィシェール:モダニズム
フランスのモダニズムの建築家、レイモン・フィシェールがマルセル・デュリのために建てた家。なのですが、このマルセル・デュリがどのような人物なのかは調べてみても分かりませんでした。ともかく、白くて平滑な立面に横長のバルコニーが走る、シンプルでかっこいい住宅です。
玄関部分が奥まっているため、バルコニーがちょうど大きな庇のようにも機能して雨の日には助かりそう。ちなみに奥に見える建物は、アンドレ・リュルサの設計によるフロリエプ・ド・サリスのアトリエ兼住宅です。このベルヴェデール街はフィシェール、リュルサの他にオーギュスト・ペレの建築作品もあって、モダニズム住宅建築の宝庫となっています。この界隈はパリから地下鉄9番線ですぐ行ける距離にあるのでモダニズム建築ファンにとてもおすすめ。
矩形の空間構成がとてもすてき。お隣のフロリエプ・ド・サリスの家は後年にかなり改築されてしまっているのですが、このデュリの家は幸いにも竣工当時の佇まいを割ととどめています。
Références
- « Maison de Marcel Dury », le site de la Ministère de la Culture, plateforme ouverte du patrimoine.
- « House. Boulonge-Billancourt, 1925-28. Marcel Dury residence. Louis-Raymond Fischer, architect. », le site de la Bibliothèque Smithsonian, Image Gallery.
Photos prises en septembre 2018.
2018年9月撮影