Rue des Éburons 63, Bruxelles (Extension Est).
1904 : Jules Brunfaut : éclectisme.
エビュロン街63番地、ブリュッセル(東部拡張圏)
1904年:ジュール・ブランフォ:折衷様式
フランス・エナンという彫刻家のために、ジュール・ブランフォが設計したアトリエ兼住宅。ジュール・ブランフォといえばブリュッセルのアール・ヌーヴォー建築を代表する作品のひとつといえるアノンの家の設計者でもあるのですが、このアトリエではネオルネサンス様式ともネオバロック様式ともつかない、ちょうど両者の中間に位置付けられそうな折衷様式を採用しています。どちらともつかない様式だからこそまさに「折衷様式」なのでしょうけれど。
真ん中に円柱を持ち、かなめ石付きの半円アーチで折り目ただしく装飾された左右対称の窓なんかは、どちらかというとルネサンス的だと思います。
立体感のある装飾が付けられた、華美な玄関扉回りには何となくバロック的なものを感じます。
より良い採光が求められる芸術家の制作場らしく、屋内は吹き抜けになっていて、上階の4連窓から光がふんだんに降りてくるという造りになっています。とてもうつくしい室内の光景が、このファサードの奥に広がっています(室内の写真は下記リンク先にてご覧いただけます)。
どこかに設計者の署名はないかしらと探していると、茂みのこんなところにありました。ちなみに、同じ通りの斜め向かいすぐのところにはレオン・ドリュンヌの設計による凝ったアール・ヌーヴォー様式の住宅もあります。こちらも見所たくさんなのでぜひどうぞ。
Référence
- « Rue des Éburons 63 », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
Autre travail de Jules Brunfaut : ジュール・ブランフォの他の建築
- Maison Hannon : アノンの家(1902)
Photos prises en août 2017.
2017年8月撮影