ルイーズ ド ヘムの住居とアトリエ : Maison-atelier de Louise de Hem

24 déc. 2020

Maison-Atelier de Louise de Hem ルイーズ・ド・ヘムの住居とアトリエ


Rue Darwin 15 et 17, Bruxelles (Forest).
1902 et 1905 : Ernest Blerot : Art nouveau.

ダーウィン街15番地、17番地、ブリュッセル(フォレスト地区)
1902、1905年:エルネスト・ブレロ:アール・ヌーヴォー

Maison-Atelier de Louise de Hem ルイーズ・ド・ヘムの住居とアトリエ

1890年代頃から売れっ子の画家となっていた、ルイーズ・ド・ヘムの住居とアトリエ。写真奥の、3階建てで出窓が付いている建物が住居で、1902年造。写真手前の2階建てで大きな開口のある建物がアトリエで、こちらは1905年造。設計はエルネスト・ブレロ。

3階部分に4羽のつばめ、2階部分に朝日と鶏という彩色壁画のモチーフは、エルネスト・ブレロが1900年に建てたヴァン・ベリヘン・トムベルクの家とまったく同じ。ブレロはこのモチーフが好きだったのでしょうか。

トムベルクの家と類似しているのは彩色壁画だけでなくファサードの構成・配置もなのですが、よくよく見ると軒下やステンドグラスや扉の意匠が微妙に異なります。細かい違いを探し出すのもたのしい。

こちらはアトリエ。画家のアトリエであるだけに、光を取り入れやすいよう開口が大きく設けられています。

こちらの壁画は単色。美の女神を表したものだそうです。壁画もさることながら、3連アーチの開口、黄色と緑のガラスなど素晴らしい意匠。

Références

Autres travaux d'Ernest Blerot : エルネスト・ブレロ の他の建築

Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影