Rue Luther 28 et rue Calvin 5, Bruxelles (Extension Est).
1902 : Gustave Strauven, Art nouveau.
リュテール街28番地、カルヴァン街5番地、ブリュッセル(東部拡張圏)
1902年:ギュスターヴ・ストローヴァン:アール・ヌーヴォー
ギュスターヴ・ストローヴァンの自邸。設計はもちろん本人によるもの。敷地は「く」の字型になっていて、上の写真のリュテール街の他にもうひとつ、カルヴァン街側にもファサードがあるのですがうかつにも撮り忘れ。カルヴァン街のファサードは下記参照リンク先で見ることができます。
間口は3.75メートルと、かなり狭いです。一見すると何階建てか分かりづらいのですが、実際は4階建て。
玄関部分のアーチ下の空間が特徴的。繊細な鉄柵細工や、なかなか攻めた色使いの意匠がいかにもストローヴァンらしいです。
下記リンクに挙げた書物によれば、ストローヴァンはこの界隈とどうも馬が合わず、せっかく建てたこの家にはわずかな間しか住まなかったようです。また、本来設置するはずだったこの出窓も取り付けずじまいだったようです。今あるこの出窓は2000年代か2010年代になって事後的に取り付けられたもの。ストローヴァンが本来構想していたファサードが、およそ100年越しに実現したかたちに。
Références
- « Ancienne maison personnelle de l'architecte Gustave Strauven », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- Isabelle de Pange, Cécile van Praet-Schaack, 400 Façades étonnantes à Bruxelles, Éditions Aparté, 2003, p. 209.
Autres travaux de Gustave Strauven : ギュスターヴ・ストローヴァンの他の建築
- Maisons de la rue Saint-Quentin : サン=カンタン街の家(1899)
- Maison Van Dijck : ヴァン・ダイクの家(1900)
- Maison Kwachet : クワシェの家(1901)
- Maison De Beck : ド・ベックの家(1902)
- Maison de la rue de l'Abdication : ラブディカシオン街の家(1902)
- Maison du boulevard Lambermont : ランベルモン大通りの家(1910)
Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影