31-35, rue Saint-Ambroise, 75011, Paris.
1969 : Roger Anger + Mario Heymann + Pierre Puccinelli : modernisme.
サン=タンブロワーズ街31-35番地、パリ11区
1969年:ロジェ・アンジェ+マリオ・エイマン+ピエール・プッチネッリ:モダニズム
わたくしの偏愛する建築家トリオ、R・アンジェ、M・エイマン、P・プッチネッリによる集合住宅。
このトリオは、平板な箱型の戦後の集合住宅が都市に建ち並んでゆく状況に抗して、幾何学的で立体的でパズルのような外観の集合住宅をたくさん造った意欲的な建築家です。この、サン=タンブロワーズ街の建物にも彼らの建築の特徴が存分に現れています。
建物はサン=タンブロワーズ街とサン=タンブロワーズ小路の角地に立っています。こちらは小路の方からの眺め。ちなみに総戸数は127だそう。
道路の突き当りに面して建つその姿はなかなか異彩を放っています。
玄関部や低層階のあたり。バルコニーや庇がかなり突出しているのは意匠的効果を狙った以外にも、防水性、防風性の向上も意図してのことだそうです。
Références
- Éric Lapierre (et al.), Guide d’architecture Paris 1900-2008, Éditions du Pavillon de l’Arsenal, 2008, no. 773.
- « Immeuble 31-35 rue Saint-Ambroise », le site Structurae.
- « 31-35, rue Saint-Ambroise », le site PSS.archi.eu.
Autres travaux de R. Anger, M. Heymann et P. Puccinelli : R・アンジェ、M・エイマン、P・プッチネッリの他の建築
- Immeuble de la rue de la Colonie : コロニ街の建物(1958)
- Immeuble de la rue des Pyrénées : ピレネー街の建物(1960)
- Immeuble de l'avenue Paul Doumer : ポール・ドゥメール通りの建物(1960)
- Tours de logements de la rue Érard : エラール街の住宅棟(1962)
- Immeuble de la rue de Lourmel : ルルメル街の建物(1963)
- Immeuble de l'avenue Montaigne : モンテーニュ通りの建物(1965)
- Tour Puccini et Tour Verdi : プッチーニ・タワーとヴェルディ・タワー(1974)
- Immeuble de la rue Olier : オリエ街の建物(1978)
Photos prises en avril 2017.
2017年4月撮影