1-1-43, Terauchi, Toyonaka-shi, Osaka, Japon.
1988 : Kenzo Tange Associates + Taneo Oki (Rengo Sekkei)
大阪府豊中市寺内1-1-43
1988年:丹下健三・都市・建築設計研究所+沖種郎・連合設計
1980年設立の大阪中央工学校を前身に持つ専修学校です。校舎の設計は丹下健三と、丹下事務所で研鑽を積んでのちに独立し設計連合を主宰した、沖種郎。施工は岩本組と太平工業の共同企業体で、1988年に完成しました。
学校は大阪府豊中市の服部緑地のすぐそばにあります。上の写真は服部緑地の池越しに撮ったもの。カマボコ型の、弧を描いた屋根が連続している外観が特徴的です。この屋根部分にはガラスブロックがはめ込まれていて、各種教室やアトリエなどにふんだんに光を届けています。
校舎の裏手、東側からの眺め。こちら側にもヴォールト型の屋根が設けられています。屋根下には2つの小さな丸窓があってどことなくユーモラスでかわいらしい。
建物裏側にも出入口があって屋内にアプローチできるようになっています。出入口上部には白い幕が張られていて、その下は半屋外の休憩スペースのようになっています。校舎内に展示してあった竣工時の写真にはこの幕は写っていなかったので、これは後付けされたもののようです。
これがその、幕下スペース。学生たちの談話などにぴったりの空間。
主要玄関は服部緑地に面した西側にあります。ただ、最寄り駅の緑地公園駅からは東側出入口の方が近いのでそちらの方を利用する学生の方が普段は多そうな気がするのですが、どうなんでしょう。
メタリックでほんのり近未来的な感じがする入口。
明るいロビー部分。校舎内は普段は部外者無断立入禁止なのですが、大阪府の建築公開行事「イケフェス大阪」の際には一般公開されるので、わたくしはその機を利用して2025年に訪問いたしました。このような建築探訪の機会を設けてくれたイケフェス関係者に感謝です。
建物に入るとまず、天窓付きの見事な吹き抜け大空間に迎えられます。弧を描いて配置されたガラスブロックは屋根だけでなく屋内の壁面にも用いられていて、独特で斬新な意匠になっています。
イケフェスの建物訪問では最初に上層階から巡るという順路でした。上の写真は最上階、6階の大教室。ヴォールト型の屋根に覆われた広々とした空間でした。
縦のスリット窓から外の緑が眺められるすてきな階段空間。階数表示の字体もかっこよい。
白基調で明るい廊下。
ガラスブロック屋根に覆われた教室。独特の光の入り方と明るさで、新鮮な空間体験が味わえました。訪れた甲斐があったなあと思いました。
ロビー部分の吹き抜けに張り出して見えた弧を描くガラスブロックの壁は、同じ階から見ると上の写真のような配置になっていました。
ここの曲線を描いた壁にガラスブロック採用するという発想の大胆さに驚かされます。
Références
- 「キャンパス紹介」、中央工学校OSAKAのサイト
- 「中央工学校OSAKA 一号館」、「イケフェス」プログラム紹介のページ
Autres travaux de Kenzō Tange : 丹下健三の他の建築
- Cathédrale Sainte-Marie de Tokyo : 東京カテドラル聖マリア大聖堂(1964)
- Bureau du Journal de Shizuoka et de l’Émission de Shizuoka à Tokyo : 静岡新聞・静岡放送東京支社ビル(1967)
- Ambassade de Bulgarie au Japon : 駐日ブルガリア大使館(1974)
- Grand Écran : グラン・テクラン(1991)
- Université des Nations unies : 国際連合大学(1992)
Photos prises en octobre 2025.
2025年10月撮影

















