グラニット タワー : Tour Granite

25 mars 2026


17, Cours Valmy, 92800, Puteaux, France.
2001-2008 : Atelier Christian de Portzamparc.

ヴァルミー遊歩道17番地、ピュトー、フランス
2001-2008年:アトリエ・クリスチャン・ド・ポルザンパルク

デファンス地区の西の端に建つ高層建築。フランス最大手の現行、ソシエテ・ジェネラルの本社屋を構成する3棟のビルのうちのひとつです。半円筒形の対になったビルはM・アンドローとP・パラの設計により1995年に完成し、本記事で取り上げるグラニット・タワーはクリスチャン・ド・ポルザンパルクの設計により2008年に完成しました。

3棟を別の角度から見ると上の写真のような感じ。ポルザンパルク設計のビルが、ちょうど既存の2棟の間を埋めるような形で建っています。それにしてもなかなかの威容を誇る建築です。さすが巨大銀行の拠点というだけあります。

建物の名のもととなった「グラニット」は花崗岩という意味。鉱物質な外観、形状をうまく表した命名だと思うのですが個人的には石英のイメージの方が近いんではないかと勝手に思います。

見る角度に寄って外観が大きく変わります。基本的には、三角形の敷地に建つ、おおよそ五面体の立体ということになります。

見る角度によっては日本刀の切っ先のようなシャープな印象も与えます。ちなみに階数は45階(または37階?)建てで、建物高は184m。デファンス界隈では、2026年時点でたぶん6番目に高い建物であるはずです。余談ですが本ブログで過去に取り上げた、ジャン=ポール・ヴィギエ設計の「マジュンガ・タワー」は高さ194mで同界隈で3番目の高さとなっております。

建物低層部、南側からの眺め。

こちらは三角形の頂部をなす西側からの眺め。

セキュリティ面が非常に重視されるであろう銀行本店だけあって建物入口の数は限られていて、道路に面した地階からはほぼ入れない格好となっています。

建物の基調をなす白いフレーム、ゆるやかに湾曲したガラス面などにポルザンパルクらしさがうかがえる気がします。なお、デファンス周辺ではパリ・オペラ座舞踏学校やパリ・ラ・デファンス・アリーナなど他のポルザンパルク作品も見ることができます。

連絡通路の橋と階段など歩行動線の交差具合がかっこいい。

主要入口は建物北東側、人道橋を渡った先にあります。

透明感ある、明るい玄関口。仕事ができそうなビジネス・パーソンがたくさんおりました。

Références

Autres travaux de Christian de Portzamparc : クリスチャン・ド・ポルザンパルクの他の建築

Photos prises en mars 2016 et en janvier 2018.
2016年3月、2018年1月撮影