Rue de l'Abdication 31, Bruxelles (Extension Est).
1901-1903 : Victor Horta : Art nouveau.
ラブディカシオン街31番地、ブリュッセル(東部拡張圏)
1901-1903年:ヴィクトル・オルタ:アール・ヌーヴォー
オルタの友人でもあり協働者でもあった彫刻家、ピエール・ブラッケのアトリエ兼住宅。ブラッケはオルタ邸やソルヴェイ邸、オベック邸(現存せず)などに彫刻作品を供したようです。
この家を設計した頃、オルタの建築は高くつくとの見方が広まっていたそうで、この家はそれに反する形でコストを抑えた造りになっています。実際、オルタが好んで使用していたけれど高額であった青色石灰石は要所にしか用いられず、ファサードの大部分は質素な漆喰仕上げになっています。
とはいえ、凹凸の付けられたファサードや窓の形状と配置、中央上部の暖炉の煙突など外観はやはり非凡なものを感じさせます。
扉まわりは青色石灰石や鉄細工でしっかりオルタ的アール・ヌーヴォー。
このうつくしいドアノブはブラッケの作。向かって左手側には”Brieven”(郵便)の文字、右手側には自身の名が刻まれてます。
Références
- « Maison personnelle du sculpteur Pierre Braecke », le site de la Région de Bruxelles-Capitale : Inventaire du patrimoine architectural.
- « Maison personnelle du sculpteur Pierre Braecke », le site Inside Art Nouveau / Bruxelles.
- « BRAECKE Pierre Jean », le site BE-monumen.
Autres travaux de Victor Horta : ヴィクトル・オルタの他の建築
- Hôtel Tassel : タッセル邸(1893)
- Maison Autrique : オトリックの家(1893)
- Hôtel van Eetvelde : ヴァン・エートヴェルド邸(1895)
- Hôtel Deprez-Van de Velde : ドゥプレ=ヴァン・デ・ヴェルデ邸(1896)
- Hôtel Solvay : ソルヴェイ邸(1898)
- Jardin d'enfants no 15 de la ville de Bruxelles : ブリュッセル市立第15保育園(1900)
- Maison de Victor Horta : ヴィクトル・オルタの家 (1901)
- Maison-atelier de Fernand Dubois : フェルナン・デュボワの家兼アトリエ(1903)
- Maison Sander Pierron : サンデル・ピエロンの家(1903)
- Hôtel Max Hallet : マックス・アレ邸(1905)
- Ancien magasin Waucquez : 旧ウォケ商店(1906)
- Anciens magasins Wolfers frères : 旧ウォルファース兄弟貴金属商品店(1909)
Photos prises en juillet 2017.
2017年7月撮影